徳水園の目の前の街道は桜並木。4月後半になると満開の桜の中をドライブしながら徳水園に向かいます。奥州市の桜の名所といえば水沢公園が有名ですが、競馬ファンの中では水沢競馬場が有名です。日本の中央競馬、地方競馬含めて全ての競馬場を巡っていますが、ここの桜が文句なし日本一です。
そんな水沢競馬場のもう一つの名物が、ホルモン。いわゆるモツ煮込みです。日本の競馬場のモツ煮込みの中で間違い無くトップ3に入ります。個人的にはここのと旧札幌競馬場のタマネギが効いたもつ煮込みと、船橋競馬場の重賞の無い日の最終レース前まで煮込まれた濃い味のモツ串がベスト3です。
こちらのホルモンは味の染みたコンニャクと甘いネギが一緒に煮込まれていて、七味をかけていただきます。モツの量が多くネギの甘さとその両方の味を吸ったコンニャクも美味いです。
このホルモンは日本一高いホルモンとしても有名です。そのお値段は〇百万円クラス。お店のおばちゃんにホルモンを注文すると、〇百万円!と言われるのでおもむろに千円札を出せば、お釣りは〇百万円ね~と百円玉をいくつか渡してくれます。そんな昭和な空気の中、満開の桜を背に馬が走るのを眺めながらのんびりホルモンと焼きおにぎりを頬張る。いい春の日です。
この時期はまだ徳水園も水が流れていない事も多く、毎年行く時期に悩みます。桜とホルモンか、円筒分水か。
【ここに出てくる円筒分水】徳水園(岩手県)
【今回のお店:水沢食堂】